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coffee&bar

     gatta nero

original coffee &  bar

gatta nero ​

一杯のコーヒーを味わう

自家焙煎のコーヒー豆を注文が入ってから挽き、

丁寧にハンドドリップされた珈琲を味わう。

自宅でするには、時間もかかるし器具も必要だが、ここに来れば一声かけるだけで味わうことができる。

その日の気分に合わせて選ぶこともできるし、

お任せで頼んでみるの面白い。

ただ一杯の飲み物で、その日そのものが変化する。

憂鬱だった一日が晴れやかなものに変わるし、

腹立たしいことがあっても許すことができる。

こんなに素晴らしいものがほかにあるのだろうか、

そう思いながら黒く鈍く光る液体を見つめる。

 

時間はゆっくりと流れ、絡まった思考が少しずつ

ほぐれていき、一つの線となり形を作る。

そうか!こうすればいいのか!!

いままで思いつきもしなかったことが突如として

現れる。

​今日もこの場所に助けられた。

毎日のトレジャーハント

勢いのある音と共に蒸気が巻き上がる。

豆を挽く音が響き渡り、そのあとの静寂。

とろりとした琥珀色のエスプレッソ。

蜂蜜のような粘度をもった液体のように思えるが、

実際にはさらりとしている。

凝縮されたコーヒーエキスはとてつもなく苦い。

が、そのあとに感じられるのは香ばしい甘さ。

なんて甘美な代物だろう。

エスプレッソに砂糖は必要不可欠だ。

砂糖を入れ、沈みきるまでの数秒間が

これからの冒険の準備時間だ。

飲み切った後のカップの底に鈍く光るブロンズの宝物が沈んでいる。

すべて回収していかなくては!!

時間にしてわずか数分。

幸福感と覚醒。

自分のためのトレジャーハントは今日も続いている

至高の時間へ誘う
魔法の工程
 

care.

ただの緑色の固い豆がこれほど幸せな時間に

導いてくれるなど誰が思っただろう。

豆を焼いて、砕いて、お湯につけ、そして飲む。

これほどまでに手間をかけて最初にコーヒーを飲んだ人間はよほど貪欲だったのだろう。

いまや当たり前にどこにでもあるものだが、関わっている人間は今も変わらず貪欲だ。

彼らは悪魔のようだ。

満足という言葉を知らない。


より良い豆を豆を探して、その豆にあった焼き加減を探し、淹れ方に変化を持たせる。


彼らは職人だ。

毎日変わる温度や湿度に注意し焙煎の時間や温度を細かく変化させる。

全てはたった一杯の飲み物のためだ。

知れば知るほど抜けだけすことのない深みにはまっていく。

彼らは果てしないコーヒーという名の海を航海し続けている冒険家でもある。

 

お問い合わせありがとうございます。

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